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Going and going, they reached Suruga Province.  Having reached Mt. Utsu, the path they were about to enter onto was very dark and narrow, and on top of that, overgrown with ivy and maples, and (so) they felt somehow forlorn, and just when they thought “we’re in for it”, they came upon a pilgrim.  When they looked at him, the one who said “How is it that you are on a road like this?”, it was a person they knew!  To the capital, (to) that person’s 

ゆ き ゆ き て 、 駿 河 の 国 に 至 り ぬ 。 宇 津 の 山 に い た り て 、 わ が 入 ら む と す る 道 は い と 暗 う 細 き に 、 蔦 か へ で は 茂 り 、 も の 心 細 く 、 す ず ろ な る 目 を 見 る こ と と 思 ふ に 、 修 行 者 あ ひ た り 。 「 か か る 道 は 、 い か で か い ま す る 」 と い ふ を 見 れ ば 、 見 し 人 な り け り 。 京 に 、 そ の 人 の
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